―日本潜水史資料・業務用深海潜水装備―
戦後日本の代表的潜水装備メーカー「東亜潜水機株式会社」による、
実物の銅製潜水ヘルメットです。
海軍系潜水装具の系譜を引きつつ、戦後の商業潜水時代を象徴する貴重な現物です。
■概要と製造背景
本品は、昭和30年代前期〜中期頃に製造されたと推定される東亜潜水機製の後期型モデルである。東亜潜水機は戦後の港湾・引揚・工事潜水を支えたメーカーで、堅牢な構造と加工精度の高さから全国の潜水業者に採用された。
この赤銅色の個体は、表面に強い酸化皮膜を形成しており、
素材銅の質感が残る極めて良い保存状態を示す。
■構造・仕様
・材質:銅(本体)+真鍮(接合部・バルブ類)
・3面窓構造(前面1・左右2)
・前面開閉式ウィンドウ、左右格子付き補助窓
・背面に給気口および排気弁を装備
・首輪部はボルト締結式(スプリング付きボルト多数残存)
・銘板:正面下部に「東亜潜水機株式会社」楕円形プレート(摩耗あり、判読難)
■状態
・経年による表面酸化、緑青の発生、擦れ・斑点状変色あり
・凹みはごく小規模で、構造保持状態は極めて良好
・内部も乾燥状態で、腐食・亀裂等はなし
・ガラス窓は全て良好に残存
研磨や塗装再生を行わず、当時の使用後そのままの風合いを保持。
銅特有の赤褐色が深く沈み、装飾・資料いずれとしても高い鑑賞価値を有する。
■寸法・重量(概寸)
・高さ:約41〜42cm
・幅:約35cm
・奥行:約38cm
・重量:約16kg
(※実測のメジャー写真を掲載しています)
■希少性・資料価値
東亜潜水機製のヘルメットは、
国内潜水装具史において「戦前型から現代潜水器具への橋渡し的存在」として重要である。本個体は戦後量産品としての最終期にあたるとみられ、現存する東亜製の中でも比較的保存状態が良い部類に入る。
特に銘板付き・構造完全・酸化皮膜を保持した個体は非常に稀であり、
コレクター市場では高評価を受ける。
■備考
・観賞・資料展示用(潜水実用不可)
・重量物のため「梱包・発送たのメル便」にて発送予定
・追加の細部画像(銘板、通気口、内部など)対応可
■総評
赤銅色に落ち着いた銅肌と、東亜潜水機特有の工業的造形。
国産潜水器具の黄金期を伝える実物資料。コレクションとして海外評価は高い。
展示・収蔵・撮影用途いずれにもおすすめです。
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